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うるしの里 河和田(かわだ)

うるしの里 河和田

ヒロセの所在地、福井県鯖江市河和田(かわだ)地区は、山々に囲まれたのどかな街で、約1,500年の歴史のある越前漆器産地です。

1990年頃のピーク時から比べると越前漆器産業は縮小しているものの、現在も越前漆器に携わる多くの職人が暮らしています。


飾るものではなく、使うもの

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派手さはないですが、シンプルで丈夫な漆器

伝統的工芸品という位置づけではなく、人々の暮しの中で普段使われる漆器ということが越前漆器の特長です。

また、木製漆塗りの製品から樹脂製ウレタン塗装の製品まで、幅広く生産されています。
特に、日本料理店・ホテル・旅館・レストランなどで使われる漆器(業務用漆器)生産が盛んな産地です。


分業化された生産システム

越前漆器産地の生産システムは分業化されています。
それぞれの工程に専門分野の職人が手をかけ、一つの製品が仕上がります。
私たちは、それぞれの生産工程をつなげ、漆器製品を企画・販売しています。


■木製漆塗りの生産工程図

木製漆塗りの生産工程図

【温もりを感じる木製漆塗りの漆器】

お椀やぐい飲みなどの丸物とお盆や重箱などの角物があり、それぞれに専門の職人がおります。
素材や使う道具も変わります。
完成までに時間もかかりますが、天然の素材ならではの温もりを感じることができます。


■樹脂製漆器の生産工程図

樹脂製漆器の生産工程図



【業務用漆器生産は全国の8割を占めています】

この産地では、木製・漆塗りの漆器、樹脂製・化学塗装の漆器など幅広く生産されています。

特に、昭和30年代の高度成長期以降、ホテル・レストランなどで使われる業務用漆器の生産が活発になり、業務用漆器生産は全国でも80%以上を占めています。
業務用漆器の多くは樹脂製漆器であり、耐久性・利便性を追求した多くの製品が開発されています。